出題項目のポイント

近年,出題が増える傾向にある。中小企業においても国際展開の重要性が高まって いるため,今後も出題は増加すると考えられる。大企業の進出に伴って海外進出する ことが多かったが,近年では中小企業自らが海外進出するケースも目立っている。

ただ,出題されている問題は,舞台が国際の場であるだけで,競争戦略の問題であった り,技術経営の問題であったりする。このように,複合的な視点が求められ,難易度 が高い問題も多いが,戦略に関する総合力が問われていると思って対応してほしい。 子設問が複数ある長文読解スタイルの問題も多いため,問題文を慎重に読み解いて ほしい。

出題の傾向と勉強の方向性

日本企業が国際進出において,現地でどのように合弁企業を作るのか,工場を建て るのか(平成 23 年度第 11 問/平成 19 年度第 9 問),他のグローバル企業とどのよう に戦うか(平成 21 年度第 5 問),中国市場の状況(平成 20 年度第 6 問)など,難易 度も高く,対応するのは大変だが,子設問も多く,得点源としては無視できない。 また,国際進出は,製造業が海外に工場を立てるといった内容ばかりではなく,平 成 27 年度のように,現地の市場をどのように取り込んでいくかといった,現地化の 視点も重要となっている。

国際的な状況などのニュースを日常的に確認することが,まずはベースの知識にな るであろう。ただし,前述のとおり,戦略論の基本的な知識を活用することで対応が 可能な問題も多い。さらに,長文の問題文,設問文が多いため,読解力も重要となる。 なお,余力のある受験生は,ものづくり白書などを一読しておくと,国際化動向が 把握しやすい。


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